
介護保険の請求に使う介護ソフトの実績を使い勤怠実績を自動で付ける方法
職員が現場で記録した介護の開始時間と終了時間(実績)は、介護ソフトが自動で集計し、介護報酬の請求データを作成してくれます。しかし、その後、以下の作業が必要になっているのではないでしょうか。
・職員が紙の出勤簿、タイムカード、あるいはExcelに手書き・手入力した出退勤記録を回収する。
・その記録と、介護ソフト内の請求用実績データを、職員一人ひとり、サービス提供日ごとに突き合わせる。
・確認した時間を、給与計算のための勤怠管理表に手作業で再入力(二度打ち)する。
この「請求実績と勤怠記録の二重管理」こそが、介護事業所の事務処理において最も非効率で、かつミスや不正の温床となっている最大の課題です。「どうにかしてこの手間を解消したい」「もっと正確に、かつスムーズに業務を回したい」ときっとお考えかと思います。
結論から申し上げますと、現在介護ソフトに入力している、その信頼性の高い「介護の開始・終了時間」という実績データは、新たに勤怠管理システムを導入し、介護ソフトと連携させることで、職員の正確な勤怠実績として自動で流用できます。
つまり、毎月行っている請求データの作成作業が、そのまま給与計算に直結する正確な勤怠実績を確定させる作業になるのです。
この記事では、この連携による具体的な仕組みと、それによって貴事業所が手に入れる「請求」「勤怠」「給与」のトリプルメリットを、実務担当者の視点から解説します。業務効率化と正確な人件費管理の実現に向けてぜひシステム選定を進めてみてください。